岐阜県美濃東部の山間地の恵那市と明智町の約25kmを結ぶ 地方線。恵那駅でJRの中央線と連絡している。 特に交通の要所を結んでいる訳でもなく、利用者の ほとんどは高校生とお年寄りである。
昭和8年に大井(現恵那)−阿木間が開通。 翌昭和9年に大井−明知の全線が開通している。 当初の計画は、中央線から東海道線の掛川までという 壮大な計画であったようだが、本気で考えていたのか どうかは不明である。
昭和60年11月国鉄明知線は廃止され、 第3セクターにより設立された明知鉄道株式会社 が経営を引き継いでいる。
運賃の値上げ、人件費の削減により大幅な 収益改善を図り、転換交付金の切れる前に 黒字経営への転換を目指していたが、 未だそれは果たされていないようである。(H13年2月) が、国鉄時代に比べれば、収益は大幅に改善されている 様なので地元の住民としては期待したいところである。
第3セクターに引き継がれてからは、 沿線ウォーク、イベント列車など積極的にイベントを企画している。
個人的には、明智小と恵那市にあるSLを是非とも動かして欲しいところである が、採算は合うのか、権利関係は大丈夫か、それよりも整備して動くものなのか といろいろ考えていくと「おけ(やめろ)」という結論が出そうである。